以下の「PainlevéおよびToda方程式の解のHankel determinant formula
と補助線形問題」の full paper 版で,determinant formula のKP理論による特徴付けに関する結果が加筆されています.
KP理論を用いた公式は,きれいにまとまった式ですが,かなり不思議な式です.もしかしたらToda階層そのものを
表現する式なのかも知れないです.こうなると解と方程式が渾然一体となった世界が….あれだけ簡単な
Toda 分子の解の determinant formulaの背後にこういうものが控えているとは.
とりあえず簡単に読める論文だと思いますので,是非ご覧ください.
Point configurations, Cremona transformations and the elliptic difference Painlevé equation