ポスターセッション プログラム
2010年2月23日(火) 17:00ー18:00
最終更新日: 2010/02/05 12:13
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※ 以下,順番は申し込み順です.
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- 講演者: 奥村敬済(龍谷大理工・B4)
- タイトル:楕円ElGamal暗号を用いた文字列の暗号化
- 概要:
楕円曲線離散対数問題に安全性の根拠を置く楕円曲線暗号,
その中でも,楕円曲線上でElGamal暗号を実現した
楕円曲線ElGamal暗号を用いて,
文字列の暗号化及び復号化を検討する.
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- 講演者: 青木 一将(龍谷大理工・B4)
- タイトル:ダイヤモンド結晶と K4 結晶の構造
- 概要: ダイヤモンドの配列の美しさについて考える.ダイヤモンドの結晶の構造を,
周期性,対称性,最小原理から分析する.その中でも特に最小原理の調和的実現,標準的実現に着目しまた,
K4結晶をMathematicaを用い,シミュレーションする.
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- 講演者: 小田 敏司(龍谷大理工・B4)
- タイトル:非圧縮性流体中に静止した物体のまわりと遠方での流速の変化の数値解析
- 概要:
遅い粘性流体中に静止している物体の前後と物体まわりでの流速の変化についてMathematicaを用いて数値的に解析し,
レイノルズ数の増加によって,速度勾配がどのように変化するのかの研究.
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- 講演者: 藤 健太(神戸大理・PD)
- タイトル:A2ヒエラルキーの退化構造
- 概要:
A2型のドリンフェルト・ソコロフ階層の相似簡約によってパンルヴェ方程式のラックス形式を得ることが出来る.
このラックス形式に対してパンルヴェ方程式の退化を持ち上げることが出来る.
この退化に対して相似簡約という条件をはずすことでA2型のドリンフェルト・ソコロフ階層の退化構造が得られる.
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- 講演者: 本田 淳史(九大数理・M2)
- タイトル:双曲空間の間の等長はめ込みと向き付けられた測地線全体の空間
- 概要:
同じ曲率を持つ単連結空間型の間の等長はめ込みの分類は,
その曲率が負の場合未だに解明されていない部分が多い.
このポスターではそのような等長はめ込みと測地線の空間の零的曲線との関係について言及し分類問題へのアプローチを考える.
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- 講演者: 松家 敬介(東大数理・M2)
- タイトル:離散化した半線形熱方程式の時間大域解の存在について
- 概要: 半線形熱方程式には有限時刻で爆発する解や時間大域的に存在する解がある.
ある半線形熱方程式において藤田指数と呼ばれる時間大域解の存在を左右する量が知られている.
本研究では藤田指数を含めた時間大域解の存在に関する性質を保ったまま半線形熱方程式を離散化を行った.
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- 講演者: 池上 貴俊(早大基幹理工・M2)
- タイトル:超離散戸田方程式のある拡張について
- 概要: 正のソリトン解を持つことが知られている超離散戸田方程式と,
それと等価な負のソリトン解を持つ方程式を組み合わせて新しい超離散方程式を提案し,解のソリトン的挙動について解析をおこなった.
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- 講演者: 橋本 要(大阪市大理・D2)
- タイトル:余等質性1の特殊Lagrange部分多様体の構成
- 概要: 球面の余接束にはStenzel計量と呼ばれる余等質性1の
Calabi-Yau計量が入ることが知られている.
このStenzel計量に関する球面の余接束内の余等質性1の特殊Lagrange部分多様体の構成と,その漸近的様子について.
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- 講演者: 前田 一貴(京大情報・M1)
- タイトル:非自励超離散戸田方程式と対応する箱玉系について
- 概要: 箱玉系と有限格子上の超離散戸田方程式との対応関係が知られて
いる.これに対し,非自励の超離散戸田方程式を考え,対応する箱玉系について調べた.
得られた箱玉系は長さ制限のある箱玉系とでも呼ぶべきものである.
また,この系と既知の速度制限 (運搬車付き) 箱玉系との関係についても報告する.
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- 講演者: 鈴木 達夫(芝浦工大教育支援センター・講師)
- タイトル:Quasideterminantを用いた非可換スペクトル分解
- 概要: I. Gelfand and V. Retakhによって定義されたquasideterminantの
概念を利用して,線形代数におけるスペクトル分解理論の非可換版を作成した.
成分が非可換な行列に対しても,行列の関数を決まった手続きで計算することができる.
例として,四元数行列,スーパー行列,調和振動子を成分に持つ行列の非可換スペクトル分解とその指数行列を計算する.
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- 講演者: 中田 庸一(東大数理・D3)
- タイトル:超離散ソリトン方程式における頂点作用素と背景解
- 概要: 超離散ソリトン方程式において、頂点作用素の超離散類似物に相当する作用素を提出した.
また頂点作用素を用いて従来のソリトン解の枠から外れた解が明示的に記述出来ることを示す.
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- 講演者: 三木啓司(京大情報・M2)
- タイトル:離散Pfaff格子
- 概要:
直交関数系と可積分系の関わりは深く,特に直交多項式と戸田格子の関係がよく知られている.
ここでは歪直交多項式と呼ばれるランダム行列での理論で導入された直交関数系から離散可積分系を導出することを試みる.
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- 講演者: 三村 尚之(青学大理工・D1)
- タイトル:超離散特異点閉じ込めテストと方程式の可積分性について
- 概要: 最近,我々は超離散方程式の可積分性判定法として超離散特異点閉じ込めテストを提案した.
本発表では,このテストを様々な方程式に適用した結果を紹介する.
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- 講演者: Matsumoto Diogo Kendy(早大基幹理工・M2)
- タイトル:A new construction of involutive Dynamical Yang-Baxter maps
- 概要: As well as the Yang-Baxter equation,
we can consider the set theoretical solutions of the dynamical Yang-Baxter equation(DYB map).
These DYB maps were proposed by Youichi Shibukawa(Hokkaido Univ.).
In this poster,we introduce new construction of involutive dynamical Yang-Baxter maps.
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- 講演者:難波 寛(立教大理・M1)
- タイトル:max-plus再帰方程式の逆超離散化
- 概要: クヌースの5周期再帰方程式は,超離散化されても周期性を保ち,かつ軌道が多角形上にある.
ここでは,多角形を先に与え,その上を動く再帰max-plus方程式を作り,
逆超離散化しても周期性は保たれるのかを調べていく.
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- 講演者:大川 豪(立教大理・B4)
- タイトル:正多面体群の対称性を持つ複素力学系
- 概要: 複素有理写像を反復することによって得られるJulia集合の性質は,
様々な形で調べられている.
ここでは,有理写像が正多面体群の対称性を持つ場合について,そのJulia集合を考察する.
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- 講演者:三澤 彰宏(立教大理・B4)
- タイトル:超幾何関数の解析接続
- 概要: 超幾何関数の解析接続について論じる.
超幾何関数を,級数表示,積分表示,微分方程式の立場から眺め,
微分方程式の局所解の積分表示を手に入れる.
そしてコーシーの積分定理により局所解を結びつけることで,解析接続を得る.
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- 講演者:宮川 文香(立教大理・B4)
- タイトル:魔方陣の数え上げ
- 概要: 自然数をn行n列に並べるとき,各行各列の和が全て等しい場合を「魔方陣」と呼ぶ.
和をrとして,数字の重複を許す場合の魔方陣の総数はrの多項式となる.
このことの,Bona による簡略化された証明を紹介する.
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- 講演者:山本 聖爾(立教大理・B4)
- タイトル:Gaussの超幾何微分方程式とモノドロミー
- 概要: Gaussの超幾何微分方程式はz=0,1,∞に特異点を持ち,
各特異点の近くにおける局所解を構成することが出来る.
また,Eulerの積分表示をすることが出来て,
その積分表示から接続係数とモノドロミー群を求めることが出来る.
また,単独高階線形常微分方程式の特異点の分類と確定特異点における解の構成法,
さらにFuchs型線形微分方程式における特異点及びその特性指数と方程式に含まれる定数との関係などを学んだ.
さらに特異点と特性指数から方程式が一意的に決まる最も簡単なRiemannの微分方程式が
Gauss の超幾何微分方程式と本質的に同じであることも学んだ.
今回は学んだことの少しでも紹介することが出来たら幸いです.
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- 講演者:友枝 明保(明治大学先端数理科学インスティテュート・東京大学先端科学技術研究センター・PD),柳沢大地(東大工),今村卓史(東大工),西成活裕(東大先端研)
- タイトル:人の歩行ダイナミクスにおける発進波
- 概要: 人の歩行ダイナミクスにおける音速と密度の関係を調べるため,
一次元歩行する実測実験と数理モデルによるシミュレーション検証を行ったので報告する.
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- 講演者:尾國 新一(愛媛大理・助教)
- タイトル:離散群のL2不変量の自明性とcoarse equivalence
- 概要: 離散群に対して定義されるある性質や量が,
coarse equivalenceのもとで不変な性質である」ということを証明するための一つの方針を紹介する.
またこの方針に基づいて得られたL2不変量に関する結果も紹介する.
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- 講演者:關戸啓人(京大情報・D1)
- タイトル:事前情報付き線形回帰モデルのD-optimal designの構成法
- 概要: 統計的実験を効率よく行うために,D-optimal designが必要となる.
事前情報付きの線形回帰モデルを考え,そのD-optimal designを,離散可積分系の方程式を用いることによって構成する方法について紹介する.
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- 講演者:中園信孝(九大数理・M2)
- タイトル:Hypergeometric τ-functions of the q-Painlevé IV equation of
type A4(1)
- 概要: A4(1)型アフィンワイル群から得られるq-Painlevé IV 方程式の超幾何τ関数を構成したので,その結果を報告する.
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